ツバキ油を搾油機 SHiBORO、電動搾油機シボラスで搾る
ツバキ油を搾る前に よくあるお問い合わせ
生しぼりは可能ですか? | SHiBORO、シボラスで生しぼりは可能です。しっかり乾燥させたツバキを搾ってください。生しぼりの場合は蒸す工程は不要になります。 |
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蒸すなどの前処理は必要ですか? | 蒸すことによって、油が搾りやすくなります。油の量を少しでも増やしたいときには実施されると良いです。 |
搾り終わったあとはの精製はどうするの? | 搾った油を静置して、殻や実などの油ではないものを沈殿させます。その上澄みを和紙やコーヒーフィルターなどで漉して精製します。 |
どれくらいの量の油が搾れるの? | ツバキの重量に対して、2割程度の油が搾れます。ツバキ状態によってばらつきがあります。もっと搾れるものもありますし、もっと少なくなるものもあります。 |
搾 油 工 程
ツバキを搾る動画です。51gのツバキから、16gの油が搾れました。
ツバキシリンダーに入れ、本体にセットしてボタンを押すだけ。どなたでも簡単にツバキ油が搾れます。力も不要で、楽々油しぼり。純粋に上から押しつぶす方式なので、油のにごりも少なく、搾ってすぐにお料理に使えます。
ツバキをシリンダーの中に入れます。
SHiBORO2では 30g 入りました。
SHiBORO-miniでは 17g 入りました。
ツバキを入れるときに、割った硬い殻を、少し混ぜ込んでやります。
こうすることで、柔らかい実がブチュっとでる現象が軽減されて、搾りやすくなります。
同じ種子であっても、種子の品質、温度、搾油時間など搾油条件によって搾れる油の量は変化します。もっとたくさん油は搾れるかもしれませんし、もっと少なくなるかもしれません。ご了承くださいませ。
ツバキ油を手に塗ってみる
ツバキ油は、昔から手に塗ったり、髪に塗ったりという使い方もされていたようです。
自分で搾った油で、ご自身の身体もケアしてあげてください。
私も髪に使ってみました。
体に使用される際は、パッチテストなどを行い、十分に注意され、ご自身の判断で使用してください。
お茶の実、ツバキ、クルミなどの柔らかい種子を搾る場合
お茶の実、ツバキの実、クルミなどの柔らかい実を搾る際に、シリンダーの小さい穴から中の実が「ニュルニュル」と出てくるという現象が起こることがあります。こうなると中の実に力が入らずに、油を搾ることが出来ません。ここでは、その対処方法をご紹介しております。
①コーヒーフィルターをシリンダーの高さ程度に切ります。ここではコーヒーフィルターを使用していますが、厚手の不織布も使用できます。
②切断したコーヒーフィルターを筒状に丸めます。
③筒状のコーヒーフィルターをシリンダーの中に入れます。
④シリンダーの中に種子を入れます。クルミを入れています。
⑤搾ります。柔らかい種子の場合は、なるべくゆっくり操作して、搾っていきます。
クルミ油搾りました。クルミはとても柔らかくて、油がたくさんあります。 今回はコーヒーフィルターを1枚使用していますが、それでも中身が飛び出してくる場合は、枚数を増やして厚みを増すなどして搾ってみられてください。
場合によっては、コーヒーフィルターが穴から押し出されることもございます。搾った油をメッシュの小さい茶漉しに通すことで、フィルターのカスを取り除くことが出来ます。
お客様によるご使用風景
お客様がSHiBORO-Pro30で油を搾られた様子をブログで公開していらっしゃいます。許可を頂いて転載しております。とても楽しそうに使っていただいています。ありがとうございます。
http://blog.livedoor.jp/yuki1420/archives/1064560500.html
2017年01月24日
ツバキ油を搾る
生まれて初めて、ツバキ油を搾ってみました。
昨秋、裏庭で拾って乾燥しておいたヤブツバキの実、約1キログラムです。
このヤブツバキは、約10年前に防風林だった杉を伐採した場所に自然発生したものです。動物が運んできた種が発芽したようです。当時はニホンジカが、庭に来て食害することはなく幼木時も順調に生育し、数年前から実をつけるようになりました。しかし今は、シカが届く範囲のツバキの葉はすべて食べられています。ツバキの実もシカとの競争ですが、幸いツバキの下には雑草が生い茂っていたのでシカに食べられる前に拾うことができました。
まず、外側のかたい殻から中味をだし、蒸し器で15分ほど蒸しあげました。重さは、580gありました。
次に、蒸したツバキの実をすり鉢で細かくすりつぶしました。
その後、手絞り機械でゆっくり時間をかけて絞ると、油が流れてきました。
瓶に集めると、170㏄のツバキ油が搾れました。実の重量の約3割の油です。
早速パンに付けて試食すると、香ばしく思いのほかあっさりとしてとても美味しい味した。
油を搾る前に、ツバキの実はどんな味がするのか、蒸したヤブツバキの実を始めて食べてみました。口に含んで噛んだとたんあまりにも強い苦みに吐き出してしまいましたが、不思議なことに、絞った油は、苦みはほとんど感じませんでした。
丸一日がかりの作業でしたが、身近にこんなにもおいしい自然の恵みがあったとは発見でした。
ここ三陸では、昔からツバキ油を搾って食する習慣があり、大小迫ではなんと天ぷら油にも使っていたとのことです。高温に強く酸化しにくい油の性質から一升瓶に入れて保存し、かつては日常的に利用していた時があったそうで、豊かな暮らしでしたね。
星野リゾート界 伊東 様では、地域で咲いているツバキを使われた「椿湯」や「椿油搾り体験」を行われています。「椿油搾り体験」では、SHiBORO-Pro30をご活用いただいております。ご使用風景をブログに掲載されていますので、ご紹介いたします。