◎ 簡単に,そしてパワフルに。
2. 「しぼりかす」をそのまま押し出して取り出せる
SHiBORO-Proはカスをそのまま押し出して、取り出せるようになりました。
エゴマやクルミ、ツバキなどの種子は、ゴマに比べるとちょっと柔らかいです。
SHiBORO2では、「しぼりかす」を取り出すときに、その柔らかい種子がシリンダーにわずかに挟まって、シリンダーが一緒に持ち上がったり、皮が挟まったり、取り出しにくいこともあったりと、ちょっと面倒な場面が出てくる場合がありました。
「しぼりかす」をそのまま押し出すことによって、その面倒さが解消されました。
これまでよりも、簡単に、安心して使えます。
油で手が汚れてしまう可能性も、より低くなっています。
SHiBORO-Pro30は1度に30gのゴマを搾る事ができます。油の量は約5〜8g。
SHiBORO-Pro65は 1度に65gのゴマを搾る事ができます。油の量は約12〜15g。
1度に処理出来る種子の量が、30gか65gかということが一番の違いです。
30と比べると65が一回り大きく、重たくなっていますが、形は一緒です。操作方法も一緒です。
SHiBOROーPro65操作方法 動画
SHiBORO-PRo 操作方法
原料を充填する
原料をシリンダーに充填します。
今回は黒ゴマを65g充填しています。
ハンドルを操作し搾る
ハンドルを操作し、搾ります。
最初はハンドルを回転させて、ピストンを下降させます。
ハンドル操作が重たくなってきたら、ハンドルのラチェット機構を活用し、左右に操作して搾ります。
油が流れ出ます。
SHiBORO-Pro65 では、65gの黒ゴマから18gの油が搾れました。
SHiBORO-PRo30では 30gの黒ゴマから8gの油が搾れました。
プレートの切り欠きから油が流れ落ちてきますので、それを受け皿で直接受けます。
本体を傾けて油を流します。
油しぼり機本体を傾け、油を受け皿に流し落とします。
右手で受け皿を持ち、左手で取手を掴み本体を傾けます。
油を直接受け取れることで、SHiBORO2に比べて、油を使うまでの時間を短くすることが出来ました。
「しぼりかす」の回収
「しぼりかす」の回収の準備をします。
ハンドルを反時計回りに回転させ、ピストンを少し上昇させます。
シリンダーを持ち上げ、シリンダーボトムを取り除きます。
その後、シリンダーをそのまま本体にセットします。
そのまま「しぼりかす」を押し出す
ハンドルを時計回りに回転させ、ピストンを下降させます。
軽い力で、そのまま「しぼりかす」を押し出します。
「しぼりかす」を取り出す際に手が油で汚れる可能性が更に低くなりました。
SHiBORO-Pro お手入れ方法
ベースプレートに付いた油を拭く
ベースプレートに油が付着しますので、布巾などで拭き取ってください。
ピストンヘッドに付いた油も同様に拭き取ってください。
シリンダー等を洗う
シリンダーや受け皿などを、食器洗い洗剤で洗浄してください。
シリンダーや、シリンダーボトムは付属のブラシを使用して洗浄してください。
食器洗い乾燥機もご使用いただけます。
ピストンのお手入れについて
SHIBORO-Pro のピストン部分はネジ状になっています。ネジ部分にはどうしても定期的な油の塗布が必要になってきます。出荷時は食品機械用のグリス(アメリカ農務省USDAが定める規格、H-1規格に適応)を塗布していますが、何度も油を搾っていくうちに、どうしても油が切れてしまいます。その際は、お手持ちの植物油脂をピストンに塗布してください。酸化に強いツバキ油、などを使用してもらえますと幸いです。
なお、ピストンが直接、搾る種子や油に接触する可能性は非常に低いと考えております。
ご使用の際は、本体に同封しております、取扱説明書をよくご覧になって、操作してください。
SHiBORO-Pro30 , Pro65で搾った油 (これ以外にも搾れるものがあると思います)
お茶の実、ツバキ、クルミなどの柔らかい種子を搾る場合
お茶の実、ツバキの実、クルミなどの柔らかい実を搾る際に、シリンダーの小さい穴から中の実が「ニュルニュル」と出てくるという現象が起こることがあります。こうなると中の実に力が入らずに、油を搾ることが出来ません。ここでは、その対処方法をご紹介しております。
①コーヒーフィルターをシリンダーの高さ程度に切ります。ここではコーヒーフィルターを使用していますが、厚手の不織布も使用できます。
②切断したコーヒーフィルターを筒状に丸めます。
③筒状のコーヒーフィルターをシリンダーの中に入れます。
④シリンダーの中に種子を入れます。クルミを入れています。
⑤搾ります。柔らかい種子の場合は、なるべくゆっくり操作して、搾っていきます。
クルミ油搾りました。クルミはとても柔らかくて、油がたくさんあります。 今回はコーヒーフィルターを1枚使用していますが、それでも中身が飛び出してくる場合は、枚数を増やして厚みを増すなどして搾ってみられてください。
場合によっては、コーヒーフィルターが穴から押し出されることもございます。搾った油をメッシュの小さい茶漉しに通すことで、フィルターのカスを取り除くことが出来ます。
シボラス、SHiBORO-Pro、miniをお買い上げの皆様にプレゼント!!
200ml ペットボトルに入った「洗い白ゴマ」「洗い黒ゴマ」を1本ずつ、計 2本 プレゼントいたします。 届いたその日に新鮮ゴマ油をしぼって楽しめます。
SHiBORO-Pro30 | SHiBORO-Pro65 | |
品番 | 0P-08A | OP-08B |
価格 | 84,800円(税抜き) | 136,000円(税抜き) |
外形寸法 幅×奥行×高さ(cm) | 28×27×(最小)32(最大)45 | 35×35×(最小)36(最大)52 |
重量 | 約4.5Kg | 約6.5Kg |
搾油時のハンドル操作方向 | 横方向 | 横方向 |
加圧力 | 約650kgf(約92kg/㎠) | 約1200kgf(約92kg/㎠) |
シリンダー容量 | 60cc(煎りゴマ約30g充填可能) | 130cc(煎りゴマ約65g充填可能) |
1度に搾れる油の量 | 5〜8g(煎りゴマ30g充填時) | 12〜15g(煎りゴマ65g充填時) |
油の量についての備考 | 1度に搾れる油の量は、搾る種子の種類、状態、搾油時間、温度等によって変化します。 搾れる量がカタログ値よりも少なくなる場合もありますし、多くなる場合もあります。 |
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オイルカップ容量 | 50cc | |
本体材質 | 主としてステンレス (ピストン等一部にメッキした鉄を使用) | |
トルクリミッターの有無 | 無し | 無し |
操作時安定性 | Pro30,Pro65を比較した場合、PRo65の方が機械本体が大きく、重量もあることからPRo65の方が安定していると言えます。 |
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操作対象年齢について | 大人の方がしっかりとサポートしてあげれば、油をすべて搾りきれないまでも、小さいお子様でも油を搾ることは出来ると思います。幼稚園年長さんのお子様でも油を搾ることが出来ました。ただ、最後まで搾りきるのは難しかったようです。 |
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内容物 | オイルカップ、受け皿×3枚、シリンダー、清掃用ブラシ、取扱説明書 |