エゴマ油を搾る前に よくあるお問い合わせ
生しぼりは可能ですか? | SHiBORO、シボラスで生しぼりは可能です。ただ、しっかり乾燥させたエゴマを搾ってください。手で実をつまんでプチっと潰れるくらいになるのが目安です。 |
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焙煎しぼりは可能ですか? | 可能です。あまり高温になりすぎないように注意して炒り鍋やフライパンなどで焙煎されてみてください。焦げると苦い油になってしまうので、炒り過ぎにはご注意ください。炒ると香ばしい香りになりますし、油も搾りやすいです。生では搾れなかったエゴマが、焙煎すると搾れることもあります。 |
栽培したエゴマは搾れるの? | 搾れます。収穫後、エゴマの実以外のものを取り除き、何度か水洗いし、上記と同様にしっかり乾燥させたものを搾って見られてください。 |
買ってきたエゴマは搾れるの? | 買ってきたエゴマも、もちろん搾れます。道の駅や、ネットでの販売も行われています。 |
どれくらいの量の油が搾れるの? | エゴマの重量に対して、2割程度の油が搾れます。エゴマの品種や状態によってばらつきがあります。もっと搾れるものもありますし、もっと少なくなるものもあります。 |
エゴマを搾油するに当たって、何か注意することはありますか? | エゴマの油は酸化が進みやすい油です。搾り終わった搾油機に油がついたままになると、油が酸化して匂いがついたり、粘っこくなったりします。搾り終わったら、油が付いたなるべく早く清掃してください。油が付着する部品はステンレス製で、食器洗い用洗剤で他の食器などと同様に洗うことが出来ます。 |
電動搾油機 シボラスでエゴマを搾る
手動搾油機 SHiBOROでエゴマを搾る
どの製品でどれくらい搾れるの?
上記に記載しているエゴマは、島根県川本町産で、焙煎した状態で搾っています。エゴマは色々な種類があります。黒っぽいものや、白っぽいもの、ちょっと赤褐色のようなもの。油分にも、かなりばらつきがあるように感じています。見た目は同じようでも良く油が出たり、あまり出なかったりします。油を主目的としてエゴマを栽培される場合は、種子の選定が重要になってきます。また、焙煎の有無、水分の多い少ないでも搾油率に大きな変化があります。「ちょっと出が悪いな」と感じられたら、あまり高温にならない温度でじっくり焙煎されると搾油率が改善することもあります。実際に、生しぼりの場合は14g搾れたエゴマを焙煎すると、19gの油が搾れたという事例もあります。
同じ種子であっても、種子の品質、温度、搾油時間など搾油条件によって搾れる油の量は変化します。もっとたくさん油は搾れるかもしれませんし、もっと少なくなるかもしれません。ご了承くださいませ。
エゴマ油はどれくらい食べれば良いの?
ティースプーン 1杯程度 約3〜4gのエゴマ油を食べるのが良さそうです。
厚生労働省のウェブサイトによると、「1日あたり30歳以上の男性で2.1〜2.4g。30歳以上の女性で1.6〜1.9g」というように、n-3系脂肪酸の食事摂取基準がまとめてありました。エゴマ油で量を考えると、エゴマ油の中の約60%がn-3系脂肪酸(αーリノレン酸)とすると、エゴマ油4gの60%で2.4g女性だとエゴマ油3gの60%1.8gが摂取基準になります。体格によっても摂取基準が違い、小さいお子さんだと基準値はもっと少なくなります。たくさん食べ過ぎてもいけないようですので、良い油を適正量摂取したいですね。
出典
厚生労働省ウェブサイト
公益財団法人日本油脂検査協会ウェブサイト
エゴマ油を使った料理 レシピはブログで公開予定!!
エゴマの「しぼりかす」を食べよう
エゴマを搾った後の「しぼりかす」。捨ててしまうのは勿体ないので、食べましょう。私のオススメは、「しぼりかす」をフードプロセッサーで粉砕して、サラダなどにかけることです。元々すり鉢ですりつぶしたりして、丸々食べられるエゴマです。「しぼりかす」も丸々食べましょう。