油の酸価を簡易測定してみました

酸価は、油の変質(酸化)の指標の一つで、この酸価が高いほど油が劣化しているということになります。
 
今回、簡易測定したゴマ油の酸価は0.5以下となっています。直前に搾ったゴマ油にて実施しております。
原料自体の酸化の度合いを調べるために、油を搾って検査される例もあります。
 
 
 以下は、農林水産省の食用植物油脂の日本農林規格の抜粋です。 
 
(食用ごま油の規格)
第9条 食用ごま油の規格は、次のとおりとする。

 

区分 ごま油 精製ごま油 ごまサラダ油
一般状態 いりごま特有の香味を有 し、おおむね清澄である こと。  清澄で、香味良好である こと。 清澄で、舌ざわりよく、 香味良好であること。
 特有の色であること。  同左 黄25以下、赤3.5以下で あること。(ロビボン ド法133.4mmセル)
酸価 4.0 以下であること。 0.20 以下であること 0.15 以下であること。
 
http://www.maff.go.jp/j/jas/jas_kikaku/pdf/kikaku_34.pdf
 
ごま油は精製の度合いに応じて、酸価が決められているようです。精製をしているものほど酸価の値が小さいものが基準となっています。精製すると香りや風味がなくなってしまうゴマ油やオリーブオイルは、酸価が高めに定められています。
 
今回の測定は、あくまで簡易測定ですのでご参考までに。