ハーブ蒸留機,

ハーブ蒸留機


そもそも、なぜ蒸留機なのか

 
 油しぼり機 SHiBOROシリーズは圧搾による搾油を得意としています。ゴマやエゴマ、ナッツなどの種子を押しつぶし油を抽出します。
 
 しかし、レモングラスなどのハーブに含まれる油は、ごく少量でもあるため、圧搾では抽出ことが難しくなります。お客様から「ハーブから油は搾れませんか?」というご相談、ご要望を頂くことがありました。これまでは「残念ながら搾れません。」というご返答をしておりました。
 
 これからは小型の蒸留器で、比較的少量のハーブから精油とフローラルウォーターをご自宅で作ることが出来るようになります。ただ、すべてのハーブから精油が出来る訳ではありません。思っていたよりも少量の油しか抽出出来ないこともあるでしょうし、反対にたくさん抽出出来ることもあると思います。色々なハーブを試してみるのも、また楽しい体験です。
 
 抽出には、少し時間がかかります。水が沸騰し、それから1時間程度、水を替えたり、氷を入れたりする作業もあります。しかしそれは、そんなに大変な作業ではありません。美味しい紅茶を入れ、本でも読みながら、蒸留の過程で香ってくるハーブの香りを楽しみつつ、抽出を楽しまれてください。
 

ハーブ蒸留機の使い方

 
木製台の上に陶器生の台座を置き、電器コンロをセットします。コードの方から入れると楽にコンロが入ります。
 
 
蒸留フラスコの中に、シリコン目皿を折り曲げながら入れます。初めてお使いになる時は入るかな、と戸惑われるかもしれませんが、入ります。
 
 
  フラスコの中に水を入れます。分量はシリコンの目皿の下1cm以上。今回はレモングラスを蒸留してみます。レモングラスはあまりギュウギュウに詰め込みすぎると、蒸気が通りにくくなるのでご注意ください。
 
オイルセパレーター、冷却器、フラスコの頭、連結管、ゴムホースを組み立て、ゴムホースから排水出来るように、容器をセットします。
 
 電熱器の電源プラグをコンセントに挿してスタート。スイッチはありません。コンセントの抜き差しでON,OFFとなります。
 
 
  冷却器に水と氷を入れます。冷却器の中の水が温かくならないように、適宜水を加えたり、氷を加えます。
 
 
  しばらく(約15〜30分)すると、蒸留フラスコの水が沸騰して、蒸気がハーブを通り、連結管、冷却器へと到達し、冷やされてオイルとウォーターが流れ落ちてきます。流れ落ち始めてからを0として、蒸留時間を計ります。約1時間で終了です。(条件によって異なります。)
 
 
オイルとフローラルウォーターです。オイルはオイルセパレーターの中央に溜まっています。
 
 
溜まったオイルは付属のスポイドで吸取り瓶に入れます。
 
 
フローラルウォーターも瓶に入れます。ちなみにこの瓶(100ml保存瓶)(3ml保存瓶)も付属しています。

ご使用上の注意
 
「シリコン目皿を使う場合と、使わずに「煮出す」場合があります。
 
◎シリコン目皿を使う場合
 
レモングラスなどの葉っぱの形をしたものを蒸留する場合に使用します。
 
◎使わずに「煮出す」場合
 
柑橘類の皮、花を蒸留する場合はシリコン目皿を使わず、原料と水を入れて蒸留します。
この際、柑橘類の皮などはフードプロセッサで砕いたりする前処理工程が必要になります。
原料の状態や品種によって、どの程度粉砕する必要があるか、条件が変わってきます。
 
尚、煮出す場合は、原料と水を合わせたものがフラスコの半分程度となるようにしてください。
 
また、粘度の高いものを蒸留する場合などは、原料と水がまんべんなく対流しているかどうか、ご確認ください。対流せずに、原料がフラスコ下部中央にとどまっている場合は、使用を中止して、原料を減らす、水を増やす、などの処置を実施してください。
 
ガラス部品は耐熱ガラスを使用していますが、急激な加熱や急激な冷却は行わないでください。(例として、高温になったフラスコに冷水をかけるなど)
 


製品名 ピュアスティーラーミニ メーカー名  株式会社 黄河 
《蒸留装置本体》仕様 《蒸留釜》仕様
寸法(幅×奥行き×高さ)

330×230×330mm 蒸留釜容量 1リットル
重量 蒸留装置本体(ガラス製) ハーブ容量 約30g~110g
セット内容 蒸留フラスコ オイル 0ml~2ml
冷却器 ウォーター 100ml~200ml
オイルセパレーター

 

 

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電気コンロ(200W/100V)
陶製台座
木製台座


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